CORPORATE GOVERNANCE コーポレートガバナンス
基本的な考え方
企業が健全なコーポレート・ガバナンス体制を確立し、継続的に企業価値を向上させていくためには、経営における透明性の向上と経営監視機能の強化が不可欠であると考えております。
当社グループは、「ホスピタリティ業界にイノベーションを起こし日本を躍動させる」というPURPOSE(存在意義)を掲げております。その実現のためには、公正で透明性の高い経営を行い、事業活動から生じる健全な利益によって株主の皆様をはじめとする全てのステークホルダーと社会に貢献していくことが必要であり、その基盤となるコーポレート・ガバナンスの徹底を最重要課題の一つと位置付けております。
コーポレート・ガバナンス体制
当社は、会社法上の機関設計として、監査役会設置会社を選択しております。経営の意思決定及び監督を担う取締役会と、独立した立場から取締役の職務執行を監査する監査役会を柱とした統治体制を構築しております。
当社は、ホスピタリティ業界における持続的な成長とPURPOSE(存在意義)の実現には、迅速な意思決定と客観的な監視機能の高度な両立が不可欠であると考えております。事業に精通した取締役による経営判断と、独立性の高い社外役員による多角的な視点からの監督・監査を組み合わせることが、経営の効率性と健全性を確保する上で最も有効であると判断しております。
監査役会設置会社としての明確な監督・監査機能に加え、指名及び報酬決定過程において独立社外役員が実質的に関与する仕組みを設けることにより、経営に対する牽制機能と透明性の確保を図っております。これらの体制は、当社の事業特性及び経営環境に照らし、実効性あるコーポレート・ガバナンスを確保する上で適切であると判断していることから、本体制を採用しております。

取締役会
当社の取締役会は、当社及び当社グループの経営方針等の重要事項に関する意思決定を行うとともに、取締役の職務執行を監督しております。当社の取締役は社外取締役3名を含む8名です。取締役会の監督機能及び経営に対する助言機能を強化し、経営の健全性・透明性を高めることを目的として、社外取締役3名を独立役員として東京証券取引所に届け出ております。原則として全ての取締役会に監査役が出席し、独立した立場から専門的な見地に基づき助言・提言を行うことで、取締役会の意思決定の妥当性及び適法性を確保する役割を担っております。
取締役の指名方針及び手続き
取締役候補の指名にあたっては、当社のみならず業界の発展に貢献できる人物であり、管掌部門における問題の的確な把握と問題解決への適切な対応力、また、コンプライアンスや企業倫理への高い見識等を総合的に判断しております。取締役候補の指名は、独立社外取締役・社外監査役を主な構成員とする諮問委員会の意見を踏まえ、最終的に代表取締役会長及び代表取締役社長が行っております。
また、取締役会の全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性等に関する考え方は、取締役候補の指名に対する考え方と一致しております。
更に、取締役会が実効的に機能するために備えるべき知識、経験、能力を10項目特定したスキルマトリックスを踏まえ、適切な取締役構成を検討した上で、候補者を選任する方針としております。
取締役一覧
野尻 佳孝 |
岩瀬 賢治 |
宮本 隆志 |
土渕 友美 |
若林 達二 |
秋山 進 |
佐々木 公明 |
村木 真紀 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 役職 | 代表取締役会長 | 代表取締役社長 | 取締役 | 取締役 | 取締役 | 独立社外取締役 | 独立社外取締役 | 独立社外取締役 |
| 在任年数 | 27年5ヶ月 | 16年9ヶ月 | 4年9ヶ月 | 3年9ヶ月 | 9ヶ月 | 11年9ヶ月 | 9年9ヶ月 | 3年9ヶ月 |
| 取締役会出席率 ※1 | 92.3% | 100% | 100% | 100% | 100% ※2 | 100% | 100% | 100% |
| スキル | ||||||||
| 企業経営 | ● | ● | ● | |||||
| 事業イノベーション | ● | ● | ● | ● | ● | |||
| ESG・サステナビリティ | ● | ● | ● | ● | ||||
| 業界経験・知見 | ● | ● | ● | ● | ||||
| 人材開発・労務 | ● | ● | ● | ● | ● | |||
| マーケティング・営業 | ● | ● | ● | ● | ||||
| 不動産開発 | ● | ● | ||||||
| IT・デジタル | ● | ● | ● | |||||
| 財務・ファイナンス | ● | ● | ||||||
| 法務・リスクマネジメント | ● | ● | ● | |||||
| スキル | 定義 |
|---|---|
| 企業経営 | 中長期的な成長戦略を策定・遂行し、経営陣による業務執行を実効的に監督するための、他社又は当社グループでの経営責任者としての経験又は高度な知見 |
| 事業イノベーション | 既存市場にイノベーションを起こし新たな市場を創るための、ホスピタリティ産業に関する豊富な職務経験又は知見 |
| ESG・サステナビリティ | 商品・サービス等様々な側面にサステナビリティ活動を取り入れ、新しい付加価値を創出するための、多様な価値観についての見識 |
| 業界経験・知見 | ホスピタリティ業界の新しい価値や、更なる成長と安定した利益を創出するための、事業環境や市場特性に関する専門的知見 |
| 人材開発・労務 | 多様な人材が活躍・成長できる組織や、従業員エンゲージメントの高い組織を創るための、人材戦略に関する知見 |
| マーケティング・営業 | 顧客の価値観の多様化から生ずる課題を見極め、営業活動やマーケティングソリューションを発展させるための経験又は知見 |
| 不動産開発 | ブティックホテルの展開や、運営受託・アライアンス提携等、不動産の企画・開発等を伴う事業の推進を行うための専門的知見 |
| IT・デジタル | 既存事業のサービス展開・拡充や、新事業・新サービスを創出するための、IT・デジタルに関する専門的知見 |
| 財務・ファイナンス | 財務戦略を策定・遂行し、健全な財務基盤の構築や、将来の事業成長に向けた適切な投資と当社の方針に則った株主還元を実現するための経験又は高度な知見 |
| 法務・リスクマネジメント | 適切な事業活動を継続し、独自性の高い企業価値を維持するための、企業法務、法規制等に関する専門的知見や、様々な領域におけるリスクマネジメントに関する知見 |
※1 2025年12月期の実績
※2 取締役就任後の出席率です
取締役選任理由
| 氏名 | 役職・重要な兼職 | 選任理由 |
|---|---|---|
| 野尻 佳孝 | 当社代表取締役会長 株式会社TRUNK代表取締役社長 一般社団法人未来ウエディングJAPAN代表理事会長 |
1998年10月の当社創業より代表取締役社長として、また2010年6月より代表取締役会長として、企業価値向上に向け強いリーダーシップを発揮しております。その実績、能力が引き続き当社グループの経営に必要な人材と判断し、取締役に選任しております。 |
| 岩瀬 賢治 | 当社代表取締役社長 株式会社GENTLE代表取締役社長 |
長年ウェディング事業の責任者として事業に携わり豊富な経験と実績を有しております。また現在は代表取締役社長として、全部門の組織運営を適切に行っていることから、引き続き取締役に選任しております。 |
| 宮本 隆志 | 当社取締役社長室長 株式会社Dressmore代表取締役社長 |
2014年4月に執行役員に就任以降、クリエイティブセンター長、当社のウェディング事業責任者である運営統括本部長、子会社の代表取締役社長等を歴任し、豊富な経験と知識を有しており、当社グループの経営、成長戦略の推進に必要な人材と判断し、引き続き取締役に選任しております。 |
| 土渕 友美 | 当社取締役事業開発部長 | 長年ウェディング事業の組織の構築に携わり、運営統括本部副本部長として豊富な経験と実績を有しております。2014年4月より執行役員として当社の経営全般に関わってきたことに加え、2021年4月より事業開発本部長としてホテルの新規出店業務を統括し、当社グループの経営、成長戦略の推進に適任であると判断し、引き続き取締役に選任しております。 |
| 若林 達二 | 当社取締役経営管理本部長 | 事業会社での豊富な経験から財務や事業開発に関する専門知識と幅広い見識を有しております。2023年7月より執行役員として当社の経営全般に関わってきたことに加え、2024年4月に経営管理本部長に就任以降、当社の経営企画・財務・総務・労務部門を統括し、当社グループの経営に必要であると判断し、引き続き取締役に選任しております。 |
| 秋山 進 | 当社独立社外取締役 プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役 |
その広範な企業経営の経験及び実績をもとに、2014年6月より当社の社外取締役として、企業社会全体を踏まえた客観的視点で助言監督等を行っており、今後も取締役会の意思決定に際して適切な指導をお願いできるものと判断し、引き続き社外取締役に選任しております。 |
| 佐々木 公明 |
当社独立社外取締役 桜田通り総合法律事務所シニアパートナー弁護士 一般財団法人大学・短期大学基準協会理事 |
弁護士としての豊富な経験と高い見識をもとに、2004年6月より社外監査役として、また、2016年6月より社外取締役として公正かつ客観的な視点で意見を表明し、適切な取締役会運営に貢献しております。当社グループの適正なコーポレートガバナンス強化及び取締役会の透明性の向上に繋がるものと判断し、引き続き社外取締役に選任しております。 |
| 村木 真紀 |
当社独立社外取締役 認定NPO法人虹色ダイバーシティ理事長 |
上場企業を含む複数の企業で、主に決算業務の効率化、早期化のためのシステム導入に関するコンサルティングを歴任された後、LGBTQ+と職場の課題解決のため、2013年7月に認定NPO法人虹色ダイバーシティを設立、理事長に就任されております。当社の経営に「ダイバーシティ&インクルージョン」を含む新しい視野、知見を付加いただけるものと判断し、引き続き社外取締役に選任しております。 |
委員会等
諮問委員会
当社は、取締役報酬の決定及び取締役候補の指名に際して、独立した客観的立場から代表取締役に意見を述べることができる諮問委員会を設置しております。諮問委員会は原則として年1回開催し、その構成は、社外取締役及び監査役から3名以上を委員とするものとしております。
監査役会
当社の監査役会は、社外監査役を含む体制のもと、取締役会その他重要な会議への出席や業務・財産の状況調査のほか、取締役等から職務の執行状況の報告を求めること等により、厳正な監査を実施し経営の監視機能を果たしております。監査役会は原則として毎月1回定期的に開催しております。当社の監査役は社外監査役2名を含む4名です。また、監査役、内部監査部門及び会計監査人が密接に連携する仕組みを整え、経営の透明性と公正性を担保するガバナンス体制を維持・強化しております。
監査役一覧
北野 秀一 |
平田 毅彦 |
福田 光博 |
髙井 章光 |
|
|---|---|---|---|---|
| 役職 | 監査役(常勤) | 監査役(非常勤) | 独立社外監査役 (非常勤) |
独立社外監査役 (非常勤) |
| 在任年数 | 3年9ヶ月 | 18年9ヶ月 | 9年9ヶ月 | 9年9ヶ月 |
| 監査役会出席率 ※1 | 83.3% | 100% | 91.7% | 100% |
| 取締役会出席率 ※1 | 84.6% | 100% | 92.3% | 100% |
※1 2025年12月期の実績
監査役選任理由
| 氏名 | 役職・重要な兼職 | 選任理由 |
|---|---|---|
| 北野 秀一 | 当社監査役(常勤) | 2014年4月に執行役員に就任以降、子会社の取締役、内部監査部長を歴任しており、これらの豊富な経験と幅広い見識をもとに、2022年6月より常勤監査役として公正かつ客観的な視点で助言監督等を行っております。当社の監査業務の更なる充実に寄与できるものと判断し、引き続き監査役に選任しております。 |
| 平田 毅彦 | 当社監査役(非常勤) 平田会計事務所所長 |
公認会計士として培われた高度な専門的知識・経験等を有しており、当社の監査体制に反映いただくため、引き続き監査役として選任しております。 |
| 福田 光博 | 当社独立社外監査役(非常勤) 税理士法人福田・安斎事務所代表社員 |
これまで会社経営に直接関与した経験はありませんが、公認会計士として培われた高度な専門的知識・経験等を当社の監査体制に反映いただくため、引き続き社外監査役として選任しております。 |
| 髙井 章光 | 当社独立社外監査役(非常勤) 髙井総合法律事務所代表 株式会社NEW ART HOLDINGS社外監査役 株式会社コジマ社外取締役(監査等委員) 株式会社ノダ社外取締役 大和証券リビング投資法人監督役員 |
弁護士として培われた豊富な経験と高度な専門的知識を当社の監査体制に反映いただくため、引き続き社外監査役として選任しております。 |
監査役、会計監査人、内部監査部門の連携状況
監査役は、会計監査人と定期的に会合を行い、連携を保ちながら情報の交換・共有を行っており、実効性のある監査を実施するよう努めております。また、会社の業績及び財産の状況の調査、その他の調査職務の遂行にあたり、内部監査室と連携を保ち、実効性のある監査を実施するよう努めております。
独立性判断基準
社外取締役及び社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針として明確に定めたものはありませんが、その選任に際しては、東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準を参考に、経歴や当社との関係を踏まえて、当社経営陣から独立した立場で社外取締役又は社外監査役としての職務を遂行できる十分な独立性が確保できることを個別に判断しております。
役員報酬
役員報酬の決定方針
取締役報酬等の決定方針については取締役会の決議により、監査役報酬等の決定方針については監査役会の協議により決定しております。
(取締役報酬)
-
a.基本方針
当社の取締役報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するとともに、株主利益と連動した報酬体系となるよう設計し、各職責に応じた適正な水準とすることを基本方針としております。 -
b.報酬決定の方法
経営の透明性を高めるため、以下の手続きを経て決定しております。
各取締役の職責、業務目標遂行状況を踏まえて、代表取締役会長と代表取締役社長が各取締役の個人毎の報酬案を作成し、独立社外取締役・社外監査役を主な構成員とする諮問委員会に提出いたします。
諮問委員会の意見を踏まえ、代表取締役会長と代表取締役社長にて最終決定いたします。 なお、代表取締役会長と代表取締役社長にこれらの権限を委任した理由は、当社グループを取り巻く環境、経営状況等を最も熟知し、総合的に各取締役の報酬額を決定できると判断したためであります。
以上の手続きを経ることで、各取締役の個人別の報酬額は合理的かつ適切に決定されていると判断しております。
▼諮問委員会メンバー
社外取締役 秋山進、社外取締役 佐々木公明、社外取締役 村木真紀
監査役 北野秀一、監査役 平田毅彦、社外監査役 福田光博、社外監査役 髙井章光 -
c.取締役報酬の内容
取締役報酬は、固定報酬部分と業績評価連動部分を基本構成要素とし、各職責に応じた報酬体系としております。業績目標遂行状況による個々人の業績評価を踏まえて、年間の報酬額を決定し、これを月額報酬として支給する部分と事後交付型株式報酬(RSU)を付与する部分から構成しております。
業務執行から独立した立場にある社外取締役の報酬は、業績評価を含まず、固定報酬部分のみで構成しております。
(監査役報酬)
- a.基本方針
各監査役の職務遂行の対価として適正な水準で支給することを基本方針としております。 - b.報酬決定の方法
監査役報酬は、常勤・非常勤の別、監査業務の分担状況を考慮し、監査役の協議により決定しております。 - c.監査役報酬の内容
監査役報酬は、経営に対する独立性の強化を重視し、固定報酬のみとし、これを月額支給しております。
役員報酬実績(2025年12月期)
1.役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
| 区分 | 報酬等の総額(百万円) | 報酬等の種類別の総額(百万円) | 対象となる役員の員数(人) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 固定報酬 | 業績連動報酬 | 非金銭報酬等 | |||
| 取締役(社外取締役を除く) | 149 | 142 | - | 7 | 5 |
| 監査役(社外監査役を除く) | 10 | 10 | - | - | 2 |
| 社外役員 | 14 | 14 | - | - | 5 |
2.提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
| 氏名 | 連結報酬等の総額 (百万円) |
役員区分 | 会社区分 | 報酬等の種類別の総額(百万円) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 固定報酬 | 業績連動報酬 | 非金銭報酬等 | ||||
| 野尻 佳孝 | 124 | 取締役 | 当社 | 100 | - | - |
| 取締役 | 連結子会社 (株)TRUNK |
24 | - | - | ||
内部統制
当社は、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他業務の適正を確保するための体制を整備するための方針として、「内部統制システム構築の基本方針」を定めており、基本方針の内容は以下のとおりであります。
- ア.取締役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役の職務執行に係る情報・文書の取扱いは、当社社内規程及びそれに関する各管理マニュアルに従い適切に保存及び管理(廃棄含む)するものとし、必要に応じて運用状況の検証、各規程等の見直し等を行う。 -
イ.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
- ⅰ.代表取締役社長に直属する部署として、内部監査室のほか、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、リスク管理規程の整備、運用状況の確認を行うとともに、全従業者(取締役、監査役、使用人のほか、派遣社員等も含む。以下同じ。)に対する研修等を企画実行する。
- ⅱ.内部監査室は、定期的に業務監査実施項目及び実施方法を検証し、監査実施項目に遺漏なきよう確認し、必要があれば監査方法の改定を行う。
- ⅲ.内部監査室の監査により法令及び定款違反その他の事由に基づき損失の危険のある業務執行行為が発見された場合は、発見された危険の内容及びそれがもたらす損失の程度等について、直ちにリスク管理委員会及び担当部署に通報される体制を構築する。
- ⅳ.内部監査室の活動を円滑にするために、リスク管理規程に関連する個別規程、ガイドライン、マニュアル等の整備を各部署に求め、また内部監査室の存在意義を全従業員に周知徹底し、損失の危険を発見した場合には、直ちにリスク管理委員会及び内部監査室に報告するよう指導する。
-
ウ.取締役の職務執行が効率的に行われることを確保するための体制
- ⅰ.取締役は、経営理念に則り策定される年度計画に対する経営実績の進捗状況について、業績報告を通じ定期的に検査を行う。
- ⅱ.取締役の業務執行にあたっては、取締役会規程により定められている事項及びその付議基準に該当する事項についてはすべて取締役会に付議することを遵守する。日常の職務遂行に際しては、決裁権限及び稟議規程、業務分掌規程等に基づき権限の委譲を行い、各レベルの責任者が所定の意思決定手順に則り業務を遂行することとする。
-
エ.取締役及び使用人の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
- ⅰ.全従業者に法令・定款の遵守を徹底するため、全社コンプライアンス管掌役員を責任役員として、その責任の下、コンプライアンス規程及びこれに付随するマニュアル等を作成するとともに、全従業者が法令及び定款等に違反する行為を発見した場合の報告体制としての公益通報制度を構築する。
- ⅱ.万一コンプライアンスに関連する事態が発生した場合には、その内容・対処案が全社コンプライアンス管掌役員を通じてトップマネジメント、取締役会、監査役会に報告される体制を構築し、外部専門家と協力しながら適正に対応する。また法令や定款等の違反行為に対しては、賞罰委員会規程に基づき厳正に対応する。
- ⅲ.担当役員は、コンプライアンス規程に従い担当部署にコンプライアンス責任者その他必要な人員配置を行い、かつコンプライアンス・マニュアルの実施状況を管理・監督し、使用人に対して適切な研修体制を構築し、それを通じて使用人に対し、公益通報ガイドライン及び公益通報相談窓口の周知徹底を図る。
-
オ.当社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
- ⅰ.子会社及び関連会社(以下「子会社等」という。)については、関係会社管理細則に従い定期的にその経営状態及び業務執行についての報告を全社コンプライアンス管掌役員が受けるものとする。
- ⅱ.内部監査室長は、当社の内部監査のほか、子会社等の内部監査部門又はこれに相当する部署との連携を図り、損失又は不正が発生する可能性を把握した場合には、直ちに当該損失又は不正の内容・程度・影響等について、取締役会及び担当部署に報告を行う。
-
カ.子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制
- ⅰ.当社は、原則として当社の取締役または使用人に子会社の取締役を兼務させ、月1回子会社の取締役会および経営会議において、経営状況や財務状況その他の重要な情報について当社に定期的に報告させる。
- ⅱ.子会社の経営状況を的確に把握するため、必要に応じて関係資料等の提出を求め、重要事項については事前協議を行う。
-
キ.子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
-
ⅰ.当社は、グループ全体での起こりうるリスクを想定し、子会社等においてリスク管理規程を整備させた上で、グループ全体でのリスク管理体制を構築する。
- ⅱ.子会社等を含めたリスク管理を担当する機関として、原則として四半期に1回リスク管理委員会を開催する。各子会社の代表取締役社長が出席し、グループ全体のリスクマネジメント推進にかかわる議題・対応策を審議することで、グループ全体のリスクを網羅的・統括的に管理する。
-
ⅰ.当社は、グループ全体での起こりうるリスクを想定し、子会社等においてリスク管理規程を整備させた上で、グループ全体でのリスク管理体制を構築する。
-
ク.子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
- ⅰ.当社は、子会社の経営の自主性及び独立性を尊重しつつ、当社グループ経営の適正かつ効率的な運営に資するため、関係会社管理細則を策定する。
- ⅱ.子会社において、各社決裁規程、組織規程及び業務分掌規程等を定め、それぞれ重要性に応じた意思決定を行う。
- ⅲ.当社の内部監査室により、各子会社に対しての内部監査を実施し、各子会社における職務の執行状況等について検証、協議する事で改善を図る。
-
ケ.子会社の取締役等及び従業員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
- ⅰ.子会社において、法令・定款の遵守を徹底するため、各子会社の代表取締役社長を責任役員として、その責任の下、コンプライアンス規程及びマニュアル等を作成するとともに、法令・定款等に違反する行為を発見した場合の報告体制としての公益通報制度を構築する。
- ⅱ.子会社において、万一コンプライアンスに関連する事態が発生した場合には、その内容・対処案が各子会社の取締役会、監査役会、及び当社の全社コンプライアンス管掌取締役に報告される体制を構築する。
-
コ.監査役の職務を補助すべき使用人を置くことに関する事項
- ⅰ.監査役からの求めに応じ、その職務を補助すべき専任の使用人(以下「監査役付使用人」という。)を適宜配置できるものとする。
- ⅱ.前項の具体的な内容については、当該監査役及び監査役会の意見を聴取し、関係各方面の意見も十分に考慮して決定する。
-
サ.監査役の職務を補助すべき使用人の取締役からの独立性に関する事項
- ⅰ.監査役付使用人の任命・異動については、監査役会の同意を必要とする。
- ⅱ.監査役付使用人は、当社の業務執行に係る役職を兼務せず、監査役の指揮命令下で職務を遂行し、その評価については当該監査役の意見を聴取するものとする。
-
シ.監査役の職務を補助すべき使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
- ⅰ.監査役付使用人は、監査役に同行して取締役会やその他重要会議に出席する機会を確保する。
- ⅱ.監査役および監査役付使用人は、定期的に代表取締役社長や会計監査人と意見交換をする場を設ける。
- ⅲ.監査役からの求めに応じ配置した監査役付使用人に関し、監査役の指揮命令に従う旨を全従業員に周知徹底する。
-
ス.取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
- ⅰ.当社及び当社の子会社等の取締役及び使用人は、監査役会の定めるところに従い、各監査役の要請に応じて必要な報告及び情報提供を行うこととする。
-
ⅱ.次の各号に定める事項は、当社及び当社の子会社等の担当取締役または担当部署より、定期的に監査役会への報告を行うものとする。
- (a) 当社の内部統制システム構築に関わる部門の活動状況
- (b) 当社の子会社等の監査役及び内部監査部門又はこれに相当する部署の活動状況
- (c) 当社の重要な会計方針、会計基準及びその変更
- (d) 業績及び業績見込の発表内容、重要開示書類の内容
- (e) 公益通報制度の運用及び通報の内容
- (f) 重要な会議議事録その他の業務文書
-
セ.監査役へ報告した者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制
- ⅰ.監査役への報告を行った取締役及び使用人に対し、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを行うことを禁止し、その旨を取締役及び使用人に周知徹底する。
- ⅱ.監査役は、取締役及び使用人から得た情報について、情報提供者が特定される事項については取締役会等への報告義務を負わない。
- ⅲ.監査役は、報告を行った取締役及び使用人の異動、人事評価および懲戒等に関して、取締役にその理由の開示を求めることができる。
-
ソ.監査役の職務の執行について生ずる費用の前払いまたは償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用または債務の処理にかかる方針に関する事項
- ⅰ.監査役がその職務の執行について、当社に対し費用の前払い等の請求をした時は、当該請求に係る費用または債務が当該監査役の職務の執行に必要でないことを証明できる場合を除き、速やかに当該費用または債務を処理する。
- ⅱ.監査役の職務の執行について生ずる費用等について、毎年一定額の予算を設ける。
-
タ.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
- ⅰ.全社コンプライアンス管掌役員の責任の下、当社の監査体制と内部統制システムとの調整を図り、これにより当社の監査体制の実効性を高めるものとする。
- ⅱ.全社コンプライアンス管掌役員は、監査役の職務執行にあたり、その実効性を確保するため、当社及び子会社等の取締役並びに使用人のほか、弁護士、監査法人等との連携を図るのに必要な支援を行うものとする。
コーポレート・ガバナンス報告書
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