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深呼吸の役割とは
忙しいときや不安を感じているとき、私たちの呼吸は無意識のうちに浅くなりがちです。呼吸が浅い状態が続くと、心も落ち着かず、不安のスイッチが入りやすくなってしまいます。深呼吸を行うことで、副交感神経が刺激され、リラックス状態、つまり心が落ち着いた状態になります。
深呼吸3分のやり方
気持ちがざわついているときほど、呼吸は浅くなりがちです。ここでは、今の状態のままではじめられる無理のない深呼吸3分のやり方をまとめました。ゆっくりで大丈夫です。取り組んでみましょう。

①姿勢をつくる
背筋を軽く伸ばし、肩の力を抜きます。つらい場合は、背もたれにもたれても構いません。大切なのは「無理なく、リラックスできる姿勢」であることです。
②ゆっくり吸う
鼻から3秒かけて息を吸います。空気が胸やお腹に入っていくのを感じながら、ふくらむ感覚を意識してみましょう。
③長く吐く
吸う3秒・吐く6秒が理想です。口から細く長く、ため息をつくように吐いていきます。吐くほうに意識を向けることで、からだの緊張が少しずつ抜けていきます。
④浮かんだ不安を追わない
途中で考えごとが浮かんできても問題ありません。「あ、今考えていたな」と気づいたら、そっと呼吸に意識を戻すだけで大丈夫です。無理に止めようとしないことがポイントです。
⑤最後の1回、大きな息を
最後に大きく吸って、大きく吐く呼吸を1回。心とからだがゆるみ、少し軽くなった感覚を味わってみてください。
深呼吸3分で"取り戻す"
3分あれば、気持ちのざわつきも、余分な力みも少しずつほどけていきます。忙しい日、苦しい日、眠れない夜。そんな時こそ、深呼吸を。ゆっくりでも必ず落ち着きを取り戻せます。今日のどこかで、3分だけ、呼吸に意識を向けてみてください。


