なぜ親の謝辞が大切なのか

結婚式のラストに親が述べる謝辞は、おふたりの門出に立ち会ってくださったゲストへの感謝を伝える大切な場面です。おふたりに代わって、これまで支えてくださった方々へのお礼を伝えることで、式全体が丁寧に締まります。

謝辞を述べるのは誰?タイミングは?

謝辞を述べるのは、一般的に「新郎の父」が担うことが多いです。しかし、挙式スタイルや家庭の事情により、柔軟に決めて問題ありません。
謝辞のタイミングは、披露宴のクライマックス、新郎の謝辞の直後が一般的です。 

謝辞の構成と話す内容の基本

謝辞には決まった型があります。

  1. 挨拶とお礼の言葉
  2. ご祝儀・ご厚意への感謝
  3. おふたりの紹介や家庭での様子
  4. これからのおふたりへの応援・支援のお願い
  5. 締めの言葉

冗長にならず、2~3分程度でまとめると、聞く側にも心地よく届きます。

NG例とその対策

以下のようなことは避けましょう。

  • 長すぎる謝辞
    3分以内を目安に伝えたいことをまとめましょう。
     
  • 身内ネタ・自慢話
    いわゆる「内輪受け」は避け、ゲスト全員が楽しめる内容を心がけましょう。
     
  • 忌み言葉
    晴れの日にふさしくないとされる「忌み言葉」は避けましょう。
    【重ね言葉】重ね重ね/重々/次々
    【不幸を連想させる言葉】苦しい/悲しい/忘れる

    【夫婦の別れを連想させる言葉】別れる/離れる/終わる

親の想いが伝わる最高の締めくくり

謝辞は、親としての最後の大切な役割です。完璧な言葉よりも、心からの言葉が一番届くということを忘れずに。感謝の気持ちを込めて、堂々と締めくくりましょう。