阪神・淡路大震災や熊本地震、東日本大震災など、日本は甚大な地震災害に何度も見舞われてきました。家づくりにおいて、耐震性は長く安全に快適に暮らしていくためにとても重要な要素です。
阪神・淡路大震災は、日本の建築における耐震性能を見直す機会にもなった災害です。これらの地震で、全壊・半壊した積水ハウスの家はゼロでした。今回は家づくりにおける耐震性能の技術をご紹介していきます。
※ 阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震における実績。地盤移動および津波によるものは除く。
目次
- 積水ハウスの独自技術:軽量鉄骨の家はゴムで揺れを吸収
- 積水ハウスの独自技術:木造の家は、接合部も、ずっと強い
積水ハウスの独自技術:軽量鉄骨の家はゴムで揺れを吸収
積水ハウスの軽量鉄骨住宅の壁の中には、震度7クラスの大地震を想定した制震システム「シーカス」が組み込まれます。特殊なゴムを内蔵しており、地震による揺れを熱エネルギーに変換して吸収。地震時における住宅の変形量を1/2以下(※1)に抑え、内外装の損傷を軽減します。
「シーカス」の特殊なゴムの伸び率は、なんと720%。複数回の大震を想定した構造実験においても、設計通りの特性を得られることを実証済です。
※1 当社耐震構造との比較。発生する地震やプランによっては低減効果が1/2以下にならない場合があります。
数々の実証実験で得られた確かな耐震性能で、オリジナル構法と設計自由度を両立し、30帖を超える大空間リビング(ファミリースイート)も実現可能に。ライフステージに合わせて暮らしやすくカスタマイズできるのも、広いリビングならではです。
積水ハウスの独自技術:木造の家は、接合部も、ずっと強い
積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」では、従来の木造住宅で課題とされていた「接合部」の強さを高めています。
一般的な木造工法では、基礎の上に土台をまわし、その上に柱を建てます。ただ、この工法の場合、大地震で土台が壊れ全壊した建物がみられたように、土台が弱点になることがあります。シャーウッドでは、土台を介さずに基礎と柱を専用の構造用金物で直接緊結。どの方向からの力にも均質な強さを発揮し、強い構造を実現しています。
木造の魅力と、高い耐震性を融合させた住宅「シャーウッド」。鉄骨住宅で培ったノウハウを持ち込むことで木造の課題を克服しました。
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