ベールダウンの起源は、魔除けだった
ベールダウンの起源は、花嫁を守るための「魔除け」にありました。ヨーロッパではかつて、結婚式へ向かう花嫁が悪魔にさらわれる、という言い伝えがあり、母が娘を守るようにベールで顔を隠したのがはじまりとされています。そして、ベールは今もなお、不運から花嫁を守る祈りのシンボルとして受け継がれています。
それは、母が手伝うラストの身支度
最愛の人と新しい人生を歩む娘に、母が贈るのは“ラストのお支度”です。どんなに大きくなっても、娘は母にとってかけがえのない存在。ベールをおろすその瞬間には、これまでの日々がよみがえり、言葉では尽くせない想いが込められています。
多くの場合、新婦の母親がベールダウンを行いますが、必ずしもそうしなければならないわけではありません。心から大切に思う人―新郎の母親や他の家族、あるいは親しい友人などにお願いすることもできます。

ベールダウンのタイミング
大きくふたつのタイミングがあります。
1. バージンロードを歩く直前にチャペルで
ゲストと新郎が見守る中で、ベールダウン。感動の瞬間をみんなで分かち合うことができます。
POINT
・参列者のみなさまと感動の瞬間を分かち合える
・写真や動画で将来見返す記録を残せる
・挙式の厳かさをさらに高めることができる
2.家族が集まる控え室で
親しい人だけが、訪れることのできる控え室。
リラックスした状態で、特別な時間を過ごすことができます。
また、日頃の感謝やお祝いの言葉をかわしあえるゆとりがある点も魅力です。
POINT
・挙式前にリラックスして特別な時間を過ごせる。
・日頃の感謝やお祝いの言葉をかわしあえる。
・一層深い絆や感謝を実感できる
言葉にこめる想い
チャペルでのベールダウンはほんの一瞬。
母からは「きれいだよ」「しあわせになってね」などの祝福の言葉がかけられ、
花嫁は「ありがとう」「しあわせになります」と感謝の言葉を返すことが多いです。
短い言葉のやりとりですが、その瞬間に込められた想いは一生の記憶に残ります。
