COLUMN

この恋は世界でいちばん美しい雨

今回ご紹介する本は、
愛を思い出し、笑顔になる物語。

一緒に生きることを決めたパートナーとの人生、
それは永遠ではなく、限りあるとても大切なものです。

頭では分かっていても、
日常生活の中でついお互いに甘えてしまうこと、
相手をちょっと傷つけてしまうことってありますよね。

ふたりの時間がずっと続いていくような錯覚を持ち、
ついついお互いに見てみぬフリをしてしまうのかもしれません。

限りある命の尊さを、決して重い形ではなく
思い出させてくれる物語を今回はご紹介します。

それは、雨上がりにきらめく水のしずくのように、
みずみずしく、心地よい言葉にあふれた物語です。

この恋は世界でいちばん美しい雨 [ 宇山 佳佑 ]

価格:1,512円
(2019/4/22 17:53時点)
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どんな物語?

雨の日にバイク事故で無くなったカップルが主人公。

彼らに、
『生き返るための条件つき奇跡』が持ちかけられます。

生き返るための条件はひとつだけ、
20年の命を2人で分かちあうことです。

ルールがあります。

1人が生きる喜びを感じると、寿命が1年延び、
その代わりに、相手は寿命を1年失います。

逆に、片方が悲しみを感じると寿命を1年失い、
相手の寿命が1年が延びるのです。

ふたりは生き返ることを選び、
残された20年を一緒に管理することになりました。

ときに身勝手に、わがままに。

お互いに心を抑制しながら生きるようとしながらも、
感情が言うことをききません。

お互いを愛しているのに、
愛しているからこそ奪いあってしまう。
嬉しいのに、つらい。

ふたりは少しずつお互いを理解し、
本当の愛へと近づいていきます。

その結末は、涙なしには読めません。

終わりに

終わりに

人生100年と言われるようになりました。

とはいえ、なかなか実感も持ちにくいですようね。

同じようにパートナーと長く時間を過ごす中で
ずっと隣にいてくれるような気がしてしまいます。

実は、一緒にいること、その笑顔を見ることができるのは、
かけがえのない瞬間だということも知っているはず。

ちょっと初心に戻り、
愛を深めるきっかけに本と
触れてみるのはいかがでしょうか。

ライター自己紹介

こんにちは!『the Doors』ライターのfu-min(ふーみん)です!
ブライダル業界ではたらくようになり、素晴らしい感動の瞬間と多く出会いました。
『この瞬間を何とか表現できないか、もっと言葉があれば…』
そう思い飛び込んだのが、本の世界でした。今では年間250冊は読むほどに。
皆さんに素敵な言葉をお届けできるよう、本の世界から言葉を探し続けていきます!

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