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マタニティライフを最大限楽しむために!知っておきたい妊婦の検査

マタニティのみなさんは、妊娠がわかり喜びいっぱいである一方、「無事に育ってくれるかな?」「母子ともに異常はないかな?」と気がかりなことも多いはずです。

そこで今回は、妊娠月齢ごとに、どのような検査があるのか、またそれぞれの検査ではどんなことがわかるのかをご紹介していきます。

目次

  1. 妊婦検診の回数と頻度について
  2. 妊娠週数ごとの検査内容
    1. 妊娠初期~23週
    2. 妊娠30週まで
    3. 妊娠24週~35週
    4. 妊娠36週~出産まで
  3. 希望すればこんな検査も!
    1. トキソプラズマ抗体検査(妊娠初期)
    2. ムンプスウイルス(おたふく)検査(妊娠初期)
    3. サイトメガロウイルス検査(妊娠初期)
    4. クアトロ検査(妊娠初期)
    5. NST(妊娠36週以降)
  4. まとめ

妊婦検診の回数と頻度について


妊婦検診とは、母体と赤ちゃんの健康具合を定期的に確認するために実施されています。

検診の頻度は妊娠週数によって変わり、妊娠初期~23週までは4週間に1回、妊娠24週~35週までは2週間に1回、妊娠36週以降は週1回のペースで実施するのが一般的です。

妊娠発覚のタイミングや出産の時期、母子の健康状態によってやや前後しますが、妊娠8週くらいに初回の妊婦検診を受けた場合であれば、だいたい14回妊婦検診を実施する計算になりますね。

ちなみに、妊婦検診には補助制度があります。

お住まいの自治体に妊娠の報告をすると、補助チケットをもらえますのでぜひ活用してください。

妊娠週数ごとの検査内容

ここからは、週数ごとにどのような検査が実施されているのかをご紹介します。

通っている病院によってやや内容の違いはありますが、厚生労働省が発表している標準モデルを元にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:妊婦検診Q&A

妊娠初期~23週

この時期に実施する検査としては以下の3つがあります。

血液検査

妊娠初期に1回実施します。

検査内容は、血液型(ABO血液型・Rh血液型・不規則抗体)、血算、血糖、B型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体です。

子宮頸がん検診

妊娠初期に1回実施します。

内容は細胞診で、子宮頸部の細胞を採取して検査することで、細胞に異常がないかをチェックします。

超音波検査

期間内に2回実施します。

妊娠初期の超音波検診では、母体に子宮筋腫や卵巣脳腫がないか・赤ちゃんが入っている袋(胎嚢)があるか・赤ちゃんの心臓が正常に動いているかなどをチェックします。

8週目以降では、赤ちゃんの形状を確認したり、大きさを計測することでより正確な妊娠週数を割り出したり、胎盤の位置確認なども実施されています。

妊娠週数の浅い段階では、膣内に超音波を発する長い棒を入れて、内部から観察する手法で検査されています。

妊娠30週まで

30週までを目途として、以下の検査が行われます。

血液検査

こちらはHTLV-1抗体検査を目的としており、30週までに1回実施されます。

HTLV-1とは、ヒトT細胞白血病ウイルスの略称で、血液中のリンパ球(白血球のひとつ)に感染するウイルスです。

感染していても発症するケースは少ないウイルスですが、母体に感染が確認された場合には赤ちゃんへの感染を防ぐ配慮が必要になるため、事前に把握しておくことが必要です。

性器クラミジア

自覚症状のあまりないクラミジア感染症ですが、知らずに分娩すると赤ちゃんに感染する可能性があります。

万が一感染していても出産までに治療すればOKなので、検査で感染有無を確認しておきましょう。

妊娠24週~35週

検診が2週間に1回と頻度が短くなってくるこの時期には、以下の5つの検査が実施されます。

血液検査

期間内に1回実施、検査内容は、血算・血糖です。

B群溶血性レンサ球菌

期間内に1回実施されます。

感染していても母体への影響はさほどありませんが、分娩時赤ちゃんに感染すると髄膜炎や敗血症を発症する可能性があります。

そのため、感染が確認された場合にはしっかりと対策を立ててもらいましょう。

超音波検査

期間内に1回実施され、赤ちゃんの成長度合いや異常がないかどうかを確認します。

妊娠36週~出産まで

出産を間近にひかえ、検診の頻度も週1回になってくるタイミングでは、以下の検査が行われます。

血液検査

期間内に1回、検査内容は血算です。

超音波検査

期間内に1回実施され、赤ちゃんの大きさや胎盤の位置、羊水の量などをチェックします。

希望すればこんな検査も!

検査には、任意で受けられるものもいくつかあります。

病院によって対応の有無はありますが、気になる検査があれば、かかりつけの医師に相談してみましょう。

トキソプラズマ抗体検査(妊娠初期)

猫のフンを触ったり、豚・羊の生肉を食べたりすることで母体が感染すると、胎盤を通じ赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症を発症することがあります。

赤ちゃんに感染すると障害を引き起こす可能性があるため、あらかじめ母体感染の有無を確かめておくと安心ですね。

ムンプスウイルス(おたふく)検査(妊娠初期)

いわゆる「おたふくかぜ」といわれる症状で、母体に感染の可能性があるかどうかを検査します。

検査結果に応じて、ワクチン接種の有無も検討するようにしましょう。

サイトメガロウイルス検査(妊娠初期)

ヘルペスウイルスの一種であるサイトメガロウイルスは、感染しても多くの場合には重大な影響を及ぼすものではありません。

ただ、妊娠中に赤ちゃんに感染すると影響がでる場合があるため、気になる方はかかりつけの医師に相談してみましょう。

クアトロ検査(妊娠初期)

クアトロ検査とは、母体の血液の成分を測定することで、赤ちゃんの「ダウン症候群」「18トリソミー」「開放性神経管奇形」の確率を割り出すスクリーニング検査です。

クアトロ検査ではあくまで確率が出るのみで、疾患があるかどうかはわかりません。

検査ののち、疾患の有無まで確認したい場合には、別途羊水染色体分析を行う必要がありますので、かかりつけの医師と相談してみましょう。

NST(妊娠36週以降)

ノン・ストレス・テストの略称で、赤ちゃんの心拍数と子宮収縮の有無を調べる検査です。

お腹のハリ具体や赤ちゃんが元気に動いているかな?ということが確かめられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

妊娠中には、このように数多くの検査があります。

ただ、どんな検査を受けるべきか?は母体と赤ちゃんの状態次第ですので、医師と相談しながら、最適な検査を実施してくださいね。

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