

2026/08/21
結婚式参列前に、ご祝儀袋の選び方や書き方などのマナーを理解しておきたいと感じる方もいらっしゃるでしょう。特にご祝儀袋の書き方は、贈り主の心遣いが最もよく表れる部分です。正しいマナーを知っていれば、心からの祝福が伝わるご祝儀袋を準備できます。 本記事では、結婚にまつわるあらゆる知見を持っているNEEDSの編集部が、ご祝儀袋の装飾の意味や選び方、具体的な書き方をご紹介します。結婚式当日の渡し方に関するマナーも解説していますので、ぜひ最後までチェックしてください。
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目次
1. ご祝儀袋とは?
1-1. ご祝儀袋の役割と重要性
1-2. 結婚式でのご祝儀袋の使用シーン
1-3. ご祝儀袋のデザインと種類
2. 水引の種類と意味
2-1. 結び切りと花結び(蝶結び)
2-2. 紅白と金銀の水引の使い分け
3. ご祝儀袋の選び方
3-1. 包む金額に応じた選び方
3-2. 相手との関係性を考慮した選び方
3-3. デザインとマナー
4. ご祝儀袋の書き方
4-1. 表書きの正しい書き方
4-2. 中袋の書き方
4-3. 筆ペンを使った書き方のコツ
4-4. 金額は旧字体の漢数字を楷書で
4-5. 夫婦・連名の正しい書き方
4-6. ご祝儀袋の表書きでよくある間違い
4-7. ボールペンやサインペンは使ってもいい?
5. ご祝儀袋に入れる金額のマナー
5-1. 結婚式の金額相場
5-2. 新札を使用する理由
5-3. 金額を包む際の注意点
6. ご祝儀袋を渡す際のマナー
7. ご祝儀袋の書き方に関するよくある質問(FAQ)
7-1. ご祝儀袋の中袋に金額の記入欄がある場合の書き方は?
7-2. 金額別のご祝儀袋の書き方は?(旧字体での表記)
まとめ

ご祝儀袋とは、結婚式などのお祝いの席で、お金を包んで贈るための特別な袋です。お祝いの印である熨斗(のし)と、飾りとなる水引が付いているのが特徴です。ご祝儀袋の役割や正しい使い方を理解しておくと、新郎新婦へのお祝いの気持ちを丁寧に伝えられます。
ご祝儀袋は単にお金を入れる袋だけではなく、新郎新婦の門出を祝う気持ちを形にして伝えるという大切な役割を担っています。日本では昔から、贈り物を包むことで相手への敬意や祝福の気持ちを表現してきました。現代でもご祝儀袋でお金を包んで手渡すことは、新郎新婦やご家族への敬意の表明になります。
心から新郎新婦を祝福したいという気持ちを表すためにも、マナーに沿った美しい形のご祝儀袋を用意することは大切です。
結婚式では、ご祝儀袋を受付の担当者に手渡します。布またはケース状の「袱紗(ふくさ)」に包んで持参するのがマナーです。受付で袱紗に包んだご祝儀袋を取り出し、相手から見て正面になるように整え、両手で丁寧にお渡しします。
新郎新婦に事前に直接手渡している場合は、「お祝いはすでにご新婦さま(またはご新郎さま)へお渡ししました」と伝えましょう。
一般的なご祝儀袋は、袋の色が白で紅白や金銀の水引で飾られたものです。水引のデザインや紙の素材によって、印象や華やかさは異なります。
最近では、ひまわりや菊など季節の花を表現した水引など、デザイン性が高いものも多く販売されています。また、袋自体に花柄が印刷されていたり、パール箔押しが施されていたりとカラフルなご祝儀袋も人気の高いデザインです。

水引はご祝儀袋を彩る飾り紐ですが、単なる装飾品ではなく「人と人との結びつき」を表すと言われています。結婚式にふさわしい水引の結び方と色を選択することは、大切なマナーです。ここでは、結婚式で使われる代表的な水引の種類と意味を解説します。
ご祝儀袋に使う水引は、シンプルな形の「結び切り」を選ぶのが一般的です。一度結ぶと簡単にほどけないことから、「二度と繰り返さないように」との想いが込められた水引です。また、両端を引っ張ると強く結ばれることから、「幸せがいつまでも続くように」との意味も込められています。
一方、結婚式で避けるべき水引は「花結び(蝶結び)」です。結び直せる形である花結びは、何度繰り返しても喜ばしい出産や入学祝い向きの結び方とされています。繰り返しが望ましくない結婚式ではタブーとされており、ご祝儀袋に使うのはふさわしくありません。
紅白の水引は、喜びを表す赤と清らかさを象徴する白が組み合わされており、結婚祝い以外のお祝いごと全般に広く使われています。一方、金銀の水引は紅白よりも格が高く、結婚式のような人生の門出を祝う特別な日にふさわしい色あいです。
どちらを選ぶか迷った際は、「紅白は一般的な結婚祝い」「金銀はより格上の結婚祝い」を目安に選びましょう。

適切なご祝儀袋を選ぶことは、マナーであり、お祝いの気持ちを丁寧に伝える上でも欠かせません。ご祝儀袋は、以下のような点を基準にして選ぶのがポイントです。
ご祝儀袋は、包む金額とバランスの取れたものを選ぶのが基本です。包む金額に対して袋が豪華すぎたり、逆に簡素すぎたりすると、不自然な印象を与えます。ご祝儀の金額に合わせた目安は以下のとおりです。
3万円以上包む場合は、金銀の水引がついた華やかなものを選ぶのがおすすめです。5万円以上の高額を包む場合は、和紙を使用した袋や鶴・亀があしらわれた水引など豪華なデザインを選択します。パッケージに「3~5万円用」などと目安が書かれている商品もあるため、迷った場合は参考にしましょう。
相手との関係性を考慮するのも、ご祝儀袋選びの大切なポイントです。目上の方や会社関係の方へのご祝儀には、伝統的な白を基調とした袋を選びます。派手な色柄やカジュアルなデザインは避け、金銀や紅白の水引がついたシンプルで上品なものがおすすめです。
一方、親しい友人や同僚への結婚祝いであれば、伝統的なデザインだけでなく、個性的な色や柄のデザインを自由に選べます。互いの関係性にふさわしいご祝儀袋を選んで、相手が失礼だと感じないように配慮することが大切です。
ご祝儀袋は見た目も重要ですが、マナーにも注意が必要です。たとえば、水引に「黒白」「黄白」が使われたものは弔事用の袋であるため、絶対に避けましょう。
また、新郎新婦と親しい間柄で、モダンなデザインや可愛らしいご祝儀袋を用意する際も、派手すぎず上品さが保たれたものを選ぶように心掛けます。持ち運びや処分に困るような過剰な装飾のご祝儀袋を避けるのも、大切なマナーの一つです。
新郎新婦の雰囲気や会場の様子をイメージしたご祝儀袋を選べば、「おふたりのために選んだ」という気持ちが伝わりやすくなります。
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ご祝儀袋は表面(外包み)と中袋へ記入する必要があり、それぞれ書くべき内容や位置が決まっています。ここでは、ご祝儀袋の表書き・中袋の正しい書き方やマナーを見ていきましょう。
表書きとは、ご祝儀袋の表面に記入する部分を指し、縦書き・中央揃えが基本です。表書きの位置と項目は以下のとおりです。
名目は結婚式当日なら「寿」、事前に手渡すときは「御結婚御祝」と書くのが一般的です。水引の下段にはフルネームで氏名を記入しますが、夫婦で贈る場合は代表者の氏名を中央に書き、左隣にパートナーの名前だけを記入します。
連名で贈る際は、3名まで横並びで記入できます。4名以上になる場合は、代表者を一人記入して「他一同」とまとめるのが正式な書き方です。
お金を入れる中袋にも、新郎新婦がご祝儀を管理するのに必要な情報を記入します。記入する位置と項目は以下のとおりです。
表面には、金額を中央揃えで「金 ◯萬円」と大きく記入します。裏面に書く住所は都道府県名などを省略せず、新郎新婦がわかりやすいよう正確な書き方にするのがポイントです。
ご祝儀袋の表書きや中袋は、毛筆で書くのが正式なマナーですが、使い慣れていない場合は筆ペンを使用します。筆ペンを使う前に、以下の点を意識しておくことが書き方のコツです。
結婚などのお祝いごとでは、濃い色のペンを使うのがマナーです。サインペンでもマナー違反ではありませんが、ボールペンや万年筆は事務的な印象になるため使用を控えましょう。
中袋に記入する金額は、旧字体の漢数字で書くのが基本マナーです。たとえば、三は「参」、五は「伍」、十は「拾」と記入し、万は「萬」とします。難しい旧字体で書くのは、後から線を付け足して金額を改ざんされるのを防ぐのが目的です。
また、文字を崩さずに、読みやすい「楷書」で書くのも書き方のポイントです。一文字ずつ丁寧に書くことで、新郎新婦への細やかな気遣いが伝わります。
夫婦連名でご祝儀を贈る場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左側にパートナーの名前のみ記入します。また、中央に書いた名字の下にそれぞれの名前を記入するのも、バランスのよい書き方です。
職場の同僚や友人と連名で贈る場合、名前を書くのは3名までにします。役職や年齢の高い順に、右側から左側にかけて順番にフルネームで書くのがマナーです。立場に差がない場合は、50音順で右側から書きましょう。4名以上になる場合は、代表者の氏名の左側に「外一同」と記入します。
名目を手書きする際、「祝御結婚」のように4文字になる表現は縁起が悪いとされるため避けます。代わりに、「寿」または「御結婚御祝」と書くのが正式なマナーです。
また、表書きを書き間違えた場合に修正テープや二重線で訂正するのは、相手にとって失礼に当たる行為です。見た目の印象も悪くなるので、必ず新しいご祝儀袋や短冊を用意して書き直しましょう。
表書きの記入には、濃い黒ではっきりと書ける毛筆や筆ペンを使うのが正式なマナーです。サインペンはマナー違反ではありませんが、ボールペンは線が細いので使用を控えましょう。
中袋への金額の記入も、基本的には毛筆や筆ペンを使うのがマナーです。ただし、裏側の住所や氏名は文字が読めるように書くことが大切です。記入欄が狭く筆で書くと字が読みにくくなる場合は、サインペンやボールペンでの記入を検討しましょう。

結婚式のご祝儀は、新郎新婦との関係性や自分の年齢、立場によって適切な金額が変わります。マナー違反を避けるためにも、ご祝儀金額の相場や注意点を確認しておきましょう。
ゼクシィの結婚トレンド調査2024によれば、一人当たりのご祝儀相場の全国平均は以下の通りです。
参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2024調べ(ブライダル総研)
友人や同僚の場合は、3万円が相場の金額です。上司や新郎新婦よりも年齢が高い場合は3~5万円を包むケースが多いようです。また、新郎新婦との関係性が深い場合や夫婦で参列する場合は、5~7万円程度が一般的な相場になります。
事前に欠席を伝えている場合は1万円包むのが妥当で、結婚式の1週間前までに渡すようにします。ただし、当日の急なキャンセルは費用が発生することもあるため、出席時と同等の金額を包みましょう。結婚式後に手渡すのがベストですが、会えない場合は現金書留にメッセージとご祝儀袋を入れて郵送する方法もあります。
ご祝儀には、発行されてから一度も市場に流通していない「新札(しんさつ)」を使用するのがマナーです。折り目のない新札を用意するのは、「結婚式を心待ちにして準備を整えてきました」という心遣いを表現できる方法です。
シワや折り目のあるお札を包むと、「急な知らせで、手元にあるお札を慌てて入れた」というネガティブな印象を与えかねません。事前に銀行などで両替して新札を用意しておけば、新郎新婦のハレの日を気持ちよくお祝いできます。
ご祝儀を包む際には、以下の点に注意して準備を進めます。
お札は肖像画のある方が表になるため、中袋の表面に合わせて入れるのが正式なマナーです。割り切れる偶数は「別れ」を連想させるため避けましょう。また、「苦」や「死」を連想させる四や九も、ご祝儀として避けるべき金額です。偶数の金額にしたい場合、たとえば二万円の時は、一万円を五千円二枚にするなど、お札の枚数を奇数に調整する方法もあります。
ご祝儀袋へのお札の正しい入れ方については、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:ご祝儀袋の入れ方・包み方を解説!

ご祝儀袋は、持ち運び方や受付での挨拶の仕方などにも正しいマナーがあります。結婚式では、以下の手順でご祝儀袋を手渡しましょう。
ご祝儀袋を丁寧に扱っていることを示すためにも、袱紗に包んで持参するのは正式なマナーです。袱紗は赤やピンクなど、暖色系の色を用意し、弔事用の寒色系は避けます。
受付係の方が、文字をはっきりと読めるような向きで手渡すのが重要なポイントです。袱紗がなく素手で渡す場合も、基本の流れができていればマナー違反にはなりません。手渡す際は、「心ばかりのお祝いです。どうぞお納めください」などと言葉を添えると丁寧な印象になります。
ご祝儀の準備方法や結婚式当日のマナーについて、動画で確認したい方はぜひこちらの記事もご覧ください。
関連記事:ご祝儀の準備&渡し方

金額の記入欄が印刷された中袋は、表面に金額を書く必要はありません。表面には何も書かず、指定された枠の中に金額を記入します。
なお、記入欄に横書きで金額を書く場合は、「30,000円」のように算用数字(123など)を使っても問題ありません。円や¥など、印字された表記があればそれに合わせて金額を記入しましょう。
中袋の表面に書く金額は、改ざんを防ぐ目的から旧字体の漢数字で記入するのが正式なマナーです。金額別の正しい旧字体表記は以下のとおりです。
「円」の表記は、より格式を重視するなら「圓」を使用します。また、10万円以上を包む際、昔のマナーでは金額の最後に「也」をつけるのが正しい書き方とされていました。ただし、現代では「也」をつけていなくてもマナー違反にはなりません。

結婚式のご祝儀袋には、選び方から書き方、渡すときまでさまざまなマナーがあります。
包む金額に応じたご祝儀袋を選び、お祝いごとにふさわしいデザインを選択するのがポイントです。丁寧な書き方で氏名や金額を書くことで、心からの祝福の気持ちを形として手渡せます。思いやりの気持ちを表現するためには、準備だけでなく受付での所作を整えることも欠かせません。
事前にご祝儀袋に関するマナーを確認しておくと、結婚式当日を落ち着いて迎えられます。
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