

2026/05/22
結婚を決めた二人が、公的に夫婦として認められるために必要な「婚姻届」。人生において大きな節目となる婚姻届の提出は、二人の新たなスタートを象徴する大切な手続きです。しかし、婚姻届を初めて見て、どのように記入すればよいかわからないという方もいらっしゃるでしょう。 この記事では、年間12,000組もの結婚式を手掛けるNEEDSの編集部が、婚姻届を正しく記入するために押さえておきたい手順や婚姻届の作成に必要なもの、スムーズに提出を完了させるためのポイントを解説します。
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目次

婚姻届とは、結婚する際に届け出なければならない書類です。戸籍法で定められており、法律上の夫婦として認められるために必要です。持参した婚姻届の内容に問題がなく、無事に受理されれば、婚姻届が受理された日が婚姻成立の日となります。
婚姻届を提出する場所は「婚姻届を出す人の本籍地または所在地の役場」です。この「所在地」とは、一時的に滞在している場所も含まれるため、例えば結婚式を挙げた場所や思い出の旅行先など、住んでいない市区町村の役場に提出しても構いません。提出時には、運転免許証やパスポートといった、本人確認ができる書類を併せて持参しましょう。

婚姻届は、どこに提出する場合でも共通した必須項目を記入して提出します。記入事項は、氏名や住所といった一見シンプルなものが中心ですが、いざ書くとなると意外と戸惑った、という方も少なくありません。ここでは、婚姻届を正しく記入するために、下記11項目の書き方を解説します。

証人
「届出日」には、婚姻届を役場に提出する日付を記入しましょう。書類の内容に不備がなく、無事に受理されれば、記入されている日付が「入籍日」となります。届出日に限らず、婚姻届に記入する日付は「和暦」で記入するのが一般的です。「令和〇年」のように書きましょう。
「届先」には、婚姻届を提出する市区町村名を記入します。自治体によって、婚姻届を届け出る先が区役所や市役所など異なるため、あらかじめ調べておくとよいでしょう。婚姻届は、24時間365日いつでも提出が可能です。早朝や夜間、年末年始など役場の窓口が閉まっている時間は、夜間・休日受付で書類を預かってもらうことになります。
このとき注意しなければならないのは、婚姻届の不備です。例えば、氏名の漢字表記に誤りがあったり、本籍地の住所が戸籍謄本通りでなかったりと、万が一婚姻届に不備があれば後日修正しに行かなければなりません。後日の修正となった場合、婚姻届の受理日を修正日から遡って対応してもらえる自治体と、修正が解消された日を届出日とする自治体があります。せっかく二人で考えて決めた記念日が、後ろにずれてしまうことのないようにしたいですよね。
自治体によっては、事前に書類の内容を確認してもらえるところもあるようです。書類の内容が不安な方は、役場が開いている時間に持参するか、あらかじめ確認してもらうとよいでしょう。
「氏名」は、夫婦となる二人それぞれの名前を「旧姓」で記入します。名前の漢字は、戸籍謄本に記載されている表記で記入しなければなりません。例えば、戸籍謄本の名前が旧字体で記載されている場合には、婚姻届の氏名も旧字体で書きます。合っているか不安な方は、先に戸籍謄本を取り寄せてから記入するとよいでしょう。
「生年月日」は届出日と同様、西暦ではなく和暦で記入します。「S」や「H」といった省略した形ではなく「昭和」「平成」など正確に書きましょう。
「住所」の欄には「住民票に記載のある住所」を記入します。住所を記入する欄はやや小さめですが、番地などの記載も簡略化せず住民票と同じように書きましょう。記入する住所は、婚姻届や住民票を提出するタイミングによって異なる場合があります。以下の注意点を確認しましょう。
結婚前から住民票を移して同居していた場合、婚姻届を提出してから「世帯合併」の手続きをすることで同一世帯の手続きが可能です。その場合は「世帯主の氏名」に合併後の世帯主となる方の名前を記入しましょう。
「本籍」とは、戸籍を置いている住所のことです。必ずしも今住んでいる住所とは限らず、戸籍謄本や本籍記載の住民票で確認できます。本籍に記入する住所も、戸籍謄本や住民票に記載のある通りに番地まで正確に記入しなければなりません。
本籍の「筆頭者の氏名」には、戸籍の最初に記載がある人の名前を記入します。中には、「筆頭者が誰になっているかわからない」という方もいるかもしれません。間違いのないよう、戸籍謄本を発行してもらい、確認してから記入するのが望ましいでしょう。
「父母の氏名」には、夫婦それぞれの実父、実母の名前を記入します。父母の氏名を記入する際の注意点は、以下の通りです。
「続き柄」には、自分が何番目の子どもかによって記入する文字が変わります。
以降も同様に漢数字を記入します。二人目以降の場合は漢数字にしなければならないため、注意が必要です。
「婚姻後の夫妻の氏」には、結婚後どちらの姓を名乗るかを決めてチェックを入れましょう。婚姻届を提出することで夫婦の新たな戸籍が作られますが、このときにチェックした氏の方が、戸籍の筆頭者として記載されます。
婚姻届が受理されたあとは、筆頭者や氏の変更はできないため、二人で慎重に考えて決定しましょう。「新しい本籍」には、夫婦の新本籍となる住所を記入します。新たな本籍を決める際の注意点は、以下の通りです。
新しい本籍地も自由に選べるため、二人で話し合って決めましょう。
「同居を始めたとき」の欄には、
のどちらか早い方の日付を「平成」や「令和」など和暦で記入します。もし、婚姻届を提出するタイミングで結婚式も同居もしていない場合には、ここは空欄にしておきましょう。下に「その他」の欄があるため「結婚式も同居もしていない」と記入すればOKです。「初婚・再婚の別」には、どちらか該当する方にチェックを入れます。
「同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事」には、該当する項目にチェックを入れます。婚姻届を提出するまで一人暮らしだった方は自分の職業を選び、家族と一緒に住んでいた方は「世帯のなかで一番収入が多かった方の職業」を選びましょう。下記の表に、「おもな仕事」の各項目について解説しました。
「夫婦の職業」欄は、5年に一度の国勢調査が行われる年度のときのみ記入します。婚姻届を提出する年に国勢調査が行われないのであれば、未記入で構いません。厚生労働省が公衆衛生や労働衛生、社会福祉などの施策を検討する、基礎資料として使われるための調査です。婚姻届の受理に影響があるものではないため、安心して記入してくださいね。
「届出人署名」には、夫婦がそれぞれ「旧姓」にて署名します。令和3年9月1日からは、届出に押印する義務が廃止されたことにより、婚姻届の押印も任意となりました。そのため、きちんと署名がしてあれば捺印していなくても婚姻届を提出できます。押印する際は、署名と同じ旧姓の印鑑を使用しましょう。
「連絡先」には、夫婦どちらか一方の連絡が取りやすい電話番号を記入します。婚姻届を提出後、万が一不備が見つかった場合に、記入した電話番号に役場からの連絡を受け取るための番号です。スムーズにやりとりできるよう、携帯番号や勤務先、自宅など日中に連絡のつく電話番号を記入しましょう。
婚姻届には、二人の結婚を証明するための「証人」が必要です。証人欄は2つあり、二人に依頼して署名をもらいます。届出人署名欄と同様に押印は任意のため、なくても問題ありません。18歳以上であれば、誰でも証人になることが可能です。
多くのカップルが、両家の親や仲の良い友人などに証人をお願いしているようです。もし二人にとっての恩人や縁のある方がいれば、その方に記入してもらうのもよいでしょう。
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婚姻届を書く前に、正しく記入するために必要なアイテムをあらかじめ揃えておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
婚姻届は、全国の市区町村役場で入手できるほか、雑誌の付録やウェブページからのダウンロードなどさまざまな入手方法があります。婚姻届は戸籍法第59条に定められた様式を満たしていれば、どのようなデザインでも問題ありません。デザインを自作したりダウンロードしたりして印刷する際は、普通紙か上質紙を選びましょう。
用紙のサイズは「A3」で、方向は「横向き」です。好みのデザインを印刷する場合は、必ずA3サイズで横向きになるように気をつけましょう。また、誤って記入した場合も修正の上提出できますが、一生に一度の記念すべき書類のため綺麗な状態で届け出たいという方もいるでしょう。あらかじめ、予備の婚姻届を用意して書き始めると安心ですよ。
婚姻届に印鑑は必ずしも必要というわけではありません。令和3年の戸籍法改正により、婚姻届の押印は任意となったためです。押印は「任意」のため、もちろん捺印しても構いません。婚姻届に押印するのにおすすめの印鑑は、以下の通りです。
婚姻届は夫婦二人の記念になるだけでなく、法的に夫婦として認められる大切なものです。シャチハタのようなゴム印ではなく、朱肉を使って捺印できるものが望ましいでしょう。
婚姻届を提出する際に使用できる本人確認書類は「氏名及び住所」もしくは「氏名及び生年月日」が確認できることが前提です。本人確認書類には、以下のようなものがあります。
健康保険証や年金手帳など顔写真のない書類は、2枚以上の提示が求められる場合があります。お手持ちの本人確認書類で問題ないか不安な方は、婚姻届提出の前に役場に確認しておくとよいでしょう。
婚姻届に記入する際には、黒のボールペンか万年筆を用意します。消えるボールペンやシャーペン、鉛筆などは文字が消えてしまうため、避けるようにしましょう。
また、ペンの色を指定する自治体は多くないものの、黒もしくは青色のインクで書くのがおすすめです。水性ペンや油性ペンの指定はありませんが、水性ペンは婚姻届が雨などで濡れた場合にじんでしまう可能性があるため、油性のボールペンを選ぶとよいですよ。
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婚姻届を書く際には、以下の3つに注意して記入しましょう。
一生に一度の記念となる婚姻届。いざ、記入する前に注意点を押さえておくと安心して記入できます。
もし書き損じることがあっても、修正液や修正テープは使用しないようにしましょう。自治体によっては、修正液や修正テープが使われていると受理してもらえなかったり、その場で直すよう指示されたりすることもあります。書き間違えてしまった場合、二重線を引いて余白に書き直せば問題ありません。書き間違えてしまったからといって、慌てて修正液や修正テープを使うことのないようにしましょう。大切な記念となる婚姻届、訂正か所のないものを提出したいという方は予備の婚姻届を準備して書き始めるとよいでしょう。
婚姻届を提出する前には「捨印」を押しておくのがおすすめです。「捨印」とは、婚姻届を提出後に誤りが見つかった場合に、役場の方に訂正してもらえるようにするためのものです。婚姻届の場合、以下のような場所に捨印を押すとよいでしょう。
捨印の欄がない場合に、捨印として押しておく際は「※捨印」と手書きで記入しておきましょう。通常、婚姻届の証人の方の分の捨印欄はないため、もし心配な方は承認になってくれた方にも捨印を押してもらうようにすると安心ですよ。
婚姻届は、夫婦となる二人とって門出となる大切な一枚。記念としても、役場の窓口の方にスムーズに受付してもらうためにも、綺麗な文字で書くように心がけましょう。文字を書くのが得意ではないという方も、焦らずゆっくり落ち着いて書けば、丁寧な文字で記入できますよ。結婚を予定しているカップルの中には、婚姻届を綺麗な字で書けるように、ペン字を習う方もいるそうです。気持ちを込めて、美しい字で記入できるとよりよい思い出になるでしょう。
婚姻届の記入で、「書き損じをしてしまわないかどうしても心配」という方は、清書をする前に下書きをして事前に役所の人に確認してもらうとよいでしょう。「婚姻届を書く前に必要な書類」で先述した通り、提出時には黒のボールペンか万年筆で記入することが必須です。
しかし、下書きせずすぐにボールペンなどで書き始めると、間違った際に修正しなければいけません。鉛筆やシャープペンシルなどで下書きをした状態で一度婚姻届を確認してもらい、内容に問題がなければ、その上からあらためてボールペンで記入すると、記入ミスを防ぐことができます。

婚姻届を無事に書き終えたら、いよいよ役場への提出ですね。婚姻届を提出する前にやっておきたいこととして、以下3点を押さえましょう。
婚姻届は、提出したら戻ってくることはありません。手元に残したい方はコピーを取っておけば、時間が経っても婚姻届を見返せます。役場に提出する際は、必ず原本を出しましょう。また、役場に提出前に写真を撮っておくのもおすすめです。結婚指輪を重ねたイメージショットや、2人で婚姻届を持っている姿などを撮影しておけば、結婚式で流すムービーなどにも使用できます。
NEEDSの結婚式場の場合は、完全貸切でロビーも自由に飾り付けができるため、婚姻届を持った2人の写真を飾ったり、コピーした婚姻届を額縁に入れて展示したりもできますよ。
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婚姻届を提出した後は、氏名や住所変更に伴って必要な手続きが多くあります。忘れがちな項目もあるため、どのような手続きをしなければならないか事前に確認し、準備をしておくことがおすすめです。
結婚によって氏名や住所が変更になる場合、公的なものとして主に以下の手続きが必要です。
これらの公的書類は、今後さまざまな場面で本人確認に必要となるため、早めの対応が求められます。基本的には居住地の市区町村役所で手続きを行います。必要書類や窓口の受付時間を確認してから訪れましょう。
結婚による氏名の変更や、夫婦どちらかの扶養に入る場合などは、健康保険や年金の手続きも行う必要があります。会社員で社会保険に加入している場合は、勤務先の人事や総務担当に届け出ることで、健康保険証の名義変更や配偶者の扶養申請を進められます。
一方、国民健康保険や国民年金の場合は、役所での手続きが必要です。たとえば結婚を機に退職し、健康保険や年金が切り替わる場合は、原則「14日以内」の届出が必要なので注意しましょう。
結婚後に氏名が変更になれば、銀行口座やクレジットカードの名義も速やかに変更手続きが必要です。オンラインやアプリでも変更を受け付けているところもありますが、手続き方法は金融機関によって異なりますので、保有している銀行やカード会社の申請方法を確認してから進めましょう。
手続きの際、本人確認書類が必要になりますので、先にマイナンバーカードや運転免許証の変更が必要です。

婚姻届の提出が無事に完了したら、次は結婚式場を探しましょう。二人にとって理想の結婚式を叶えるためには、式場の選定が大切です。結婚式場によって、雰囲気やスタイルが大きく異なります。式場を決める際には「ブライダルフェア」に参加して、実際の式場を見学されるのがおすすめです。
NEEDSは、今ではポピュラーなウェディングスタイルのひとつとなった「ゲストハウスウェディング」を、日本で初めて展開しました。一組のお客様に対し「一軒家貸切」「一担当制」のゲストハウスウェディングは、二人の結婚式の理想をカタチにします。全国各地に60以上ある結婚式場で開催しているブライダルフェアでは、見学いただくだけでなく結婚式当日のように体験していただけますよ。一生の思い出となる結婚式を最高の時間にできるよう、ブライダルフェアからスタートして、二人にぴったりな結婚式場を見つけましょう。
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