いつか結婚して子供を産んでも、やりがいのある仕事を続けていきたい。そのために、若いうちからしっかり経験を積んで成長できる場所を選んだ。T&Gは、まさにそれを叶える会社だった。ウェディングプランナーとして現場を経験した後、本社勤務に。今は広報として社会に幸せを届けるため、さまざまな新しいことにチャレンジしている。
佐伯有理
社長室 広報担当
2005年新卒入社
現在私が所属している広報部では、幅広い世代に向けて結婚式を広める活動をしています。たとえば将来結婚式を挙げていただくために、まだ10代の若い世代にも「結婚式っていいな」「こんな結婚式だったら挙げたいな」「結婚式と言えばT&Gだよね」と思ってもらうための活動もそのひとつです。
そんな結婚式は、皆様終えられた後は「本当に挙げてよかった」「あの時間があったから今がんばれる」とおっしゃるのですが、形のないものなのでなかなか世の中に伝えづらい部分があります。どれだけ素敵な楽しい一日かということを伝えていくために、あらゆる可能性を模索ながら活動しているのが広報部なのです。
結婚式を伝えるために最近始めたのは、動画共有サービス「You Tube」を利用した広報活動です。たとえば、結婚式を迎えられたお客様のリアルなインタビューを、公式サイトに毎日アップしています。結婚式を創る中でT&Gのスタッフはそれぞれどのような想いを持っているのか、またどのように準備を進めているのかといった舞台裏も公開しています。
写真や文章では伝えきれないリアルなお客様のお声や、リアルな現場の舞台裏を動画で配信することは、結婚式の素晴らしさを伝えるひとつの有効な手段だと考えています。毎日の更新を続けるというのはとても骨の折れる仕事ですが、想像以上に反響も大きく、やりがいを感じています。
昨年、同性カップルがT&Gで結婚式を挙げられました。実はおふたりから「LGBTについて世の中にもっと認識してもらいたい。結婚式を躊躇している同性カップルに、結婚式の素晴らしさを伝えたい」そんなご要望を頂いていました。
同性でも異性でも、愛し合うことに変わりはありません。お話しを伺ってもお互いを信頼し尊敬し合う姿が本当に素敵なおふたりだったので、私も心から力になりたいと思いました。そこで、結婚式の準備段階から当日、おふたりのインタビューまでを撮影・編集して公式サイトにアップしたり、各方面に働きかけて、日本のメディアはもちろん、アメリカや上海のメディアでも紹介していただきました。
そんなおふたりから、「結婚式を創っていく準備の過程でケンカもしながらいろいろな壁にぶつかり、それをひとつずつふたりで乗り越え、改めてお互いに向き合うことができた。未来につながる固い決意も生まれた。結婚式の意味はここにあったんだと思う。本当に、T&Gでよかった」というお言葉をいただきました。
おふたりの動画へのアクセス数はどんどん増え、T&Gにも結婚式のお問合せをたくさんいただいています。おふたりにも各メディアから取材が入り、「本当に日本が変わる気がする」と、とても喜んでいらっしゃいました。これがLGBTについてより多くの人が考えるきっかけとなれば、広報としても冥利に尽きます。
現在、全国に600名近くいるT&Gのウェディングプランナーの声をまとめて、結婚式の素晴らしさや面白さを世の中に発信していく企画をしているところです。広報に、答えはありません。今後もあらゆる可能性を模索しながら、様々な形でT&Gの結婚式を世の中に発信していきたいと思っています。