映画にもなるふたりのストーリーを公開!
尚志さんと麻衣さんは交際して2年。
ふたりは婚約し、2007年3月、挙式を挙げることを決めていました。

ところが、式の準備を始めた矢先、麻衣さんの身に原因不明の病が襲いかかります。
麻衣さんは意識不明状態に。
突然の出来事に戸惑った尚志さんは、式場に連絡し、結婚式を保留にしてもらいました。
ここから二人の、病魔との長い闘いが始まったのです。
麻衣さんは人工呼吸器でかろうじて命をつないでいる状態。
何ヶ月経っても意識不明の状態が続きました。
一時は心肺停止になり、命の危険にさらされたこともありました。

いつ目が覚めるとの保証もない、終わりの見えない闘い。
それでも尚志さんは会社に勤めながら看病を続けました。

麻衣さんのご両親は、「もっと元気な子がいるから」と尚志さんに他の人を探すことを何度も勧めましたが
尚志さんは決して諦めませんでした。
そんな尚志さんの想いが通じ、麻衣さんは奇跡的に意識を回復。
なんと、その間1年半もの年月が過ぎていたのです。
はじめは意思の疎通さえままならなかった麻衣さんも、徐々に笑顔を見せるなど、ご家族や尚志さんの想いに応えるかのように目覚ましい回復ぶりを見せます。



長い間寝たきりだったため、全身の筋肉は衰え、思うように動きません。

しかし麻衣さんは「結婚式でみんなに元気な姿を見せたい」と、過酷なリハビリに耐え抜きます。
そして、麻衣さんの隣にはいつも尚志さんがいました。
こうして、ついに、おふたりにとっても式場スタッフにとっても待望の、8年越しの結婚式の日を迎えることに。
挙式前のベールダウンの際、麻衣さんはお母様にこう言われます。

その瞬間、これまでの様々な思いが溢れ、麻衣さんは涙が止まりませんでした。

リハビリの甲斐あって、親御様に支えながら尚志さんのもとへ、ご自分の足で一歩一歩、バージンロードを歩いていきます。

たくさんの人の笑顔と涙に包まれ、おふたりの結婚式=復活祭は盛大に執り行われました。
尚志さんの、麻衣さんを信じる気持ちがなければ起こらなかった奇跡。
その愛の深さに心が打たれます。
尚志さん、麻衣さん、いつまでもお幸せに。
麻衣さんがご自分の足でバージンロードを歩く瞬間(07:13~)はこちら▼