
「テイクアンドギヴ・ニーズ」の社名の由来は
私たちは、常に世の中の”ニーズ”を感じ取り、それに対するサービスを提供したいと考えております。
何故ブライダル業界を選んだのか
現在、日本の年間婚姻組数は約73万組であり、少子化の影響で婚姻組数は5年後から10年後には減少していきます。日本のブライダル業界はいわゆる「縮小マーケット」ですが、当社がこの市場を選んだのは以下の理由からです。
日本のブライダル市場の動向について
日本では、1960年代にホテルウェディングが一般に浸透し、専門式場と呼ばれる大型の結婚式場が日本全国に出現いたしました。
採用方法は
当社は設立当初から、直営店の日本全国展開を計画していたため、出店に合わせた採用方法に関しては、時間をかけて検討・モデル化してきました。当社のウェディングプランナー、シェフ、支配人の採用は、原則として各出店地に合わせて現地採用としています。
教育体制は
当社の商品は、挙式披露宴サービスです。挙式披露宴は、お客様にとって特別な意味を持ち、数多くあるサービス商品の中でも、最も高額な商品に属するといっても過言ではありません。
社員のモチベーション向上に工夫しているのか
T&Gの社員は全員、徹底した収益意識を持ちます。ウェディングプランナーは、研修過程において商品のすべての原価まで把握し、粗利計算を学び、シェフはパーティーごとに原価を管理しています。さらに各店舗の支配人は損益計算書を使って月次の営業報告を行います。
ハウスウェディングとは
ハウスウェディングは、「映画のワンシーンのようなウェディング」をコンセプトに、贅沢感を重視した、オリジナルウェディングを実現できるスタイルで、近年結婚適齢期を迎えた若い世代に多くの支持をうけています。日本では、庭付きの広大な邸宅に住んでいる人は少なく、多くの知人や友人を招いて自宅でウェディングパーティーを行うことは難しいのが現状です。
ハウスウェディングのシェアは
当社調査によると、現在結婚適齢期世代の7割以上がハウスウェディングスタイルの結婚式を望んでいますが、リクルート社「ゼクシィ結婚トレンド調査2008」によると、日本の披露宴スタイルの中で、ハウスウェディングのシェアは19.1%となっており、近年急速に拡大してはいるものの、未だにホテルや専門式場が主流となっています。これは、ハウスウェディング施設の数が日本全国においてまだ十分でなく、需要と供給のギャップが大きいことを意味します。
競合状況は
.日本のブライダル業界の特徴として、大企業が少ないこと・専業企業が少ないことが挙げられます。2005年、日本に結婚式場業を営む事業所は2,822社(※)ありますが、結婚式場業を主業としている割合はわずか29%であるのが現状です。また、上場企業はさらに少なく、大企業はわずかであり、婚礼売上高においてはT&Gが現在トップクラスです。日本の挙式披露宴市場は、中小企業が点在する細分化されたマーケットであるといえます。(※経済産業省「平成17年 特定サービス産業実態調査報告書 結婚式場編」)。
.直営店と提携レストランの違いは
.当社のハウスウェディング事業は、運営形態として直営店と提携レストランがあり、それぞれ収益構造が異なります。直営店と提携レストランの収益構造の最も大きな違いは、売上総利益です。提携レストランの場合は、ブライダル商品の中で利益率の高い料飲商品の売上高の約9割をレストランへ還元するため、売上総利益率は22-31%前後となります。一方、直営店の場合は、シェフを社員として雇用し、自社施設内で料飲商品を提供するため、売上総利益率は53-60%となります。
ブライダル商品の構成は
ブライダル商品は、料理、ドリンク等の「料飲商品」と、ドレス、引出物、装花等の「付帯商品」に大別されます。当社の料飲商品は、直営店においてはシェフを雇用し自社施設内で、提携レストランにおいては提携店から提供しています。また、付帯商品は直営の装花部門を除いて、当社が選別した様々な取引先よりアウトソーシングにて提供しています。
稼働日は
日本では、顧客が招待客の都合を考慮する傾向から、挙式披露宴は土日祝日に行われるのが一般的です。したがって、当社の各店舗の主な稼働日は土日祝日となりますが、昨今では平日挙式のニーズも高まっております。また、挙式披露宴のない平日は、受注活動及び挙式披露宴の準備を行っています。
季節変動はあるのか
一般に日本では、1月及び8月は挙式披露宴は少なく、気候のよい9~11月、3~5月は一年の中で最も挙式披露宴が多い傾向があります。なお、1月及び8月はお客様が両親に結婚報告をすることが多く、最も受注が多くなる時期でもあります。
どのような地域に出店するのか
当社は、今後十分なサービスを提供でき、かつ収益性も高い直営店の展開を中心に行ってきました。全国にハウスウェディングの市場を創ることを目的にスピード出店を行い、2009年3月末で61店舗87会場となりました。今後は当社のハウスウェディングのブランド価値を維持するために、出店のスピードを緩め、当社が事業を行うにあたり、より優位性の高い立地を厳選して出店してまいります。また、全国展開での式場運営で得たノウハウや、豊富な演出ラインナップとプロデュース力を活かし、事業再生プロデュースにも注力してまいります。
フランチャイズ展開はしないのか
当社は設立当初から、ハウスウェディングの日本全国展開を視野にいれていました。そして展開方法としては、時間、労力、そして資金を必要とする「直営」という方式にあえてこだわりました。結婚式というサービスは、通常のレストラン等におけるサービスと異なり、顧客単価が高く、当然のことながら細かいサービスと高いクオリティが要求されます。当社はサービスのクオリティを維持できる体制を維持するため、直営による展開が最も良い方法であると判断しました。
出店までの流れについて
当社では、出店が決定した時期から、ウェディングプランナー、シェフの採用活動を開始します。オープンの8ヶ月前には出店地の近隣に開業前準備室を設置し、受注活動を開始します。開業準備期間中に、各スタッフを採用して教育を行い、オープンに向けた準備を行っていきます。
有利子負債と返済の考え方
当社はこれまで、ハウスウェディング市場の開拓のために全国展開を積極的に推し進めてまいりました。この過程で物件取得に係る資金を銀行借り入れにて行った結果、2009年3月末時点で200億円程度の有利子負債があります。今後、これら有利子負債の返済を積極的に進め、財務的な安全性を向上させてまいります。中期的には、自己資本比率50%程度を目安に、負債と資本のバランスを整えていきます。
配当の考え方は
当社グループは、株主の皆様への利益還元を重要課題として認識しております。そのため当社は企業発展のため利益確保に努め、継続的な成長を目指すとともに株主の皆様に対して適正かつ安定的に利益配分を行うことを基本方針としております。当社グループの剰余金の配当回数は、中間配当及び期末配当の年2回です。
株主優待は
.当社では、株主の皆様全員に喜んでいただける優待制度を検討中でありますが、現時点では具体的な制度は設けておりません。
企業としての課題は
現在、当社には様々な課題があります。特に「ウェディング事業の競争力の強化」「人材の育成」「労働環境の整備」は重要な課題として認識しています。