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秋元康プロデュース Produce by Akimoto
Vol.6 中村江里子さん
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秋元康 vs 中村江里子


3回の偶然の出会いが結婚のきっかけ。まさに「運命に導かれた恋」

秋元:お久しぶりですね。

中村:よろしくお願いします。

秋元:もうフランス語の日常会話は困らなくなったんじゃないですか?

中村:日常は何とか。でも使える単語が限られてしまっているので、これからもっと勉強しないと。まだ簡単な会話しかできないですね。

秋元:パリに行ってどれくらいですか?

中村:結婚したのが2001年の9月なので、今3年目です。結婚の半年ぐらい前から、パリにいる時間が長くなりましたね。

秋元:今はパリと東京を行ったり来たりしているわけですよね。楽しいですか?

中村:年に4回くらいですけど、楽しいですね。私たちのスタイルにはすごく合っていると思います。

秋元:お互いのライフスタイルがあって、それがうまく共存しているんでしょ?

中村:お互いのプライベートも尊重できるので。

秋元:なぜ彼と結婚しようと思ったんですか?

中村:何でですかねー?でも知り合って結構長いんですよ。3回偶然の出会いがあって、そこからちゃんと話をするようになってきたんですけれども。最初は別に結婚するなんて・・・何も考えていなかったんですよ。ただ長く一緒にいる相手にはなるだろうなとは思いました。

秋元:これは僕の恋の鉄則なんですが、3回の偶然が重なるというのは、それは運命に導かれた恋だと。

中村:以前からそうおっしゃってますよね。最初に出会ったのは東京だったんです。それも彼が初めて仕事で東京に来た時。私はたまたまエレベーターに乗り合わせただけで、2回目がパリで3回目がまた東京。

秋元:エレベーターでたまたま乗り合わせただけで、パリで会ってもわかるものですか?

中村:「なんか会ったことありますね」、という感覚ですね。向こうはどう思ったかわからないんですけれど、私は好きとか嫌いとかではなくただ印象に残っていたんです。非常に背が高くって、ウエーブがかったヘアをしていて、その外見を何となく覚えていて、「あ、この人会ったことある」と。そうしたら向こうも「あれ、見たことある」と。そしてお互い名乗りもせずに「以前、東京でお会いしましたよね」とだけ言ってそのまままた別れたんです。

秋元:日本でエレベーターで出会って、パリではどこで会ったんですか?

中村:パリではどこかのお店の中です。

秋元:それでまた日本で会ったんですよね。

中村:そうです。その時に彼が話しかけてきてくれて、名前を教え合いました。

秋元:この人と結婚しようと思った最大のポイントは何ですか?

中村:難しい質問ですね。

秋元:でもこれまで沢山あった出会いの中から彼を選んだという理由がきっとありますよね?

中村:最大の理由は何でしょうね。まず私は彼を尊敬しています。それからめちゃくちゃ面白い。あと前向きなところなど彼のキャラクター全部が好きなんでしょうね。

秋元:なるほど。尊敬というのが大きいですよね。

秋元:日本人同士でも、男と女の意志の疎通というか、お互いの考えを分かり合うのは難しいですよね。生まれたときから使っている日本語でも難しいのにそれが日本という文化、フランスという文化の中でそれぞれ育った人たちの間ではどうなんですか?

中村:最初からお互いに全く言葉も習慣も文化も違うということがわかっているので、まず言わなきゃ伝わらないって思っているんですよ。例えば「好きだよ」というのも目でわかりあうという感覚ではなく、言わなければ伝わらない。どんな小さなことでも話し合います。あとは違うということがわかっているので、相手の納得できないことも大切に思ってあげられる。○○が違うということでも、「そうだよね。きっと日本ではこうだからキミには納得できないかもしれないけど、フランスではこうなんだよ」と。逆も同じですね。

秋元:もともと環境が違う二人が愛し合っているわけだから、そこはお互いが話し合ったり分かり合おうとしない限り難しい。日本人同士はどこかそこが分かり合えているものと思っている。

中村:だから言わなくてもわかると思ってしまう。結構、言わないと伝わらないのに。

秋元:その彼がどういう言葉でプロポーズしてくれたんですか?

中村:これは日本語でした。今は日本語が上手く話せるようになっていますけれども、当時は私だけしかわからないような日本語を話していたんです。でもプロポーズで緊張していたらしくて、私でも理解できない日本語でした。だから私は最初その言葉がプロポーズだと思わなかったんです。

秋元:なんて言ったんですか?

中村:ゴハンを食べていたら、「あなたは私と一緒で大丈夫ですか?」って。彼の中では「これから僕と一緒に生きていってくれますか?」ということを言いたかったんですけど、私には今このレストランでゴハンを食べているシチュエーションについて聞かれたんだと思って、食べながら「大丈夫よ」と気軽に返事をしたら、実はそれは彼が一生懸命考えて発した言葉だったみたいで。

秋元:それがプロポーズの言葉だと、気付いたのはいつ?

中村:それはその後の彼の反応で気付いたんですよ(笑)。すごくうれしそうにしていて、すごくハッピーだということを言い出したときに、「あ、プロポーズだったんだ」って。

秋元:でもそれは日本語としてもいい言葉ですよね。つまり、僕と一緒で大丈夫ですかというとは、これが未来につながっていくとしたらいい言葉ですよね。

中村:すごくポジティブで彼のキャラクターを表している言葉でした。

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