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秋元康さん(以下秋元):
最近、ハウスウエディングという一軒家のレストランや豪華な邸宅を貸し切って、そこで手作りのオリジナルウエディングをする、というスタイルが流行っています。このスタイルを創り上げたT&Gのホームページは、そのハウスウエディングでこれから結婚しようという方たちが見ているんです。松岡さんは結婚されて何年ですか?
松岡修造さん(以下松岡):6年近くなりますね。
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秋元:松岡さんは「結婚」とは何だと思われますか?
松岡:実はうちの妻からもマネージャーからも言われたんですけと、僕は「結婚」について語っても仕方がないんじゃないかといわれました。つまり、わかってないんですよね。
秋元:わからないですよね。たぶん正解もないし、僕もよくわかりません。たぶんこの結論というのは、結婚して30年40年たったとき、ようやくわかることなのかもしれませんが、今現在、松岡さんはどう思われていますか?
松岡:僕が結婚するときにうちの妻に言ったのが、年を追うごとに僕は彼女のことを好きになる、というかもっと彼女のことを理解していって、より近くなっていくって言ったんですよ。そうしたら彼女、怒ったんですよね。「じゃあ今は私が一番好きじゃないんだ」って。
秋元:すごく素敵なコメントじゃないですか。男はそういうところがありますよね。
松岡:本心がそうだったんですよ。その時にうちの奥さんのことを100%で好きかどうか僕の中でクエスションだったというか、それが結婚に結びつくかどうかがわからなくて。でも本心では結婚だって言ってるんですよ。だからそこでGOサインが出て、付き合っていけばいくほどたぶん好きになっていくんだろうなって。今6年経ってみて、それは正しかったと思います。向こうはわからないですけど。
秋元:それは松岡さんらしいですよね。すごく正直なコメントじゃないですか。100%好きかどうかなんて誰もわからないでしょ。大事なのは将来的にそれが100%になるか、100%を超えるんじゃないかという予感でしょう。それが本当だと思います。でも「結婚」というものは「結婚」をすると完結するものではなくて、そこは通過点に過ぎず、その時からどこまで二人で幸せになっていくかってことじゃないかと思うんですけどね。
松岡:僕の場合には「結婚」という文字が出てきて、決断に向かっていくという考えが出てきたのが彼女との時が初めてだったんです。秋元さんはいかがでしたか?
秋元:男はそうですよ。男は、例えば「結婚したい」とか「誰か相手がいないかな」という考え方はしませんよね。男はこの人とつきあっているうちに、自分の人生観というか仕事がひと段落したとき、俺は何で働いているんだろう、何を目指しているんだろうと考えたときにふと、一緒に喜んでくれたりするパートナーがほしいなと思って結婚を考えるんだと思うんですよ。
松岡:結婚というのはパートナーとは違うんだと本に書いてあったんです。僕としてはパートナーだと考えてるんですけど。でも中には、全く仕事に入ってくるな、ただプライベートな部分だけという家庭もありますよね。
秋元:それは夫婦によってその在り方も違えば、結婚という価値観も違うわけです。こういうものだという決まりはないですよね。
松岡:僕も1、2年目というのは、自分がこんなに怒る人間だとは思わなかったというぐらい怒ったんですよ。新しい発見ですよね。
秋元:それはたぶん、結婚して夫婦という形になった時に気を遣わないでいい存在ができたということではないでしょうか。特に松岡さんの場合、みんなに気を遣われますよね。それが気を遣わなくていい人の前でだからこそ我が出るというか・・。相手もそうだと思いますけど。それはいいことだと思います。つまり夫婦っていうのは世の中で唯一、鎧を着なくてもいい人というか、素の自分を見せられる人じゃないかと思うんです。
松岡:うちの夫婦というのはものすごく言い合っている夫婦だと思います。冗談まじりでも何か言い合っていないと不安になってしまう。あまりにもうまくいってると不安になって、逆にわざと僕のほうからケンカ材料を出したり。そんな意地悪的なところもあります。
秋元:でも結構いろんなところに一緒に出かけたりしていたんですよね。今は子育てがあるでしょうけど。
松岡:そうですね。子供が生まれる前は1年365日一緒にいました。ずっといたからこそケンカがあったのかもしれないですけど、すごく彼女のことを知ることができたし、あの時期は面白かったですよ。
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